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【代表の想い】vol.74[障がい者支援]


皆様こんにちは。清水園でございます。

さて、仕事・働き方一つとっても多様な方法を選ぶことができるようになったこの頃。性別や立場の垣根を超えて多くの方の活躍の場が広がっているように感じます。

本日お話しして参りますのは、弊社が2年前から取り組んでいる「障がい者支援」について。取り組みを通して清水園の考えなどもお話しできればと思います。


「弊社では障害をお持ちの方を直接雇用しているわけではないのですが、2年ほど前からご縁があって就労支援施設B型 ‘杜の工房’と協力し、利用者の方に弊社の作業を手伝ってもらっております。

利用者さんは杜の工房の職員の方と一緒に仕事をするのですが、職員さん1名に対して3〜5名の利用者さんがついて作業にあたります。午前10時〜12時・午後1時〜2時半の合計3時間半の作業時間です。

3時間半と聞くと短いように思われるかもしれませんが、いわゆる‘B型’を利用される方々は丸一日を通しての就労が困難とはいえ、一方でやる気のある方々ばかりで毎日とても頑張って作業に取り組んでくれています。」


利用者の方は、普段着で施設‘杜の工房’へ、その後作業着に着替えて職員の車に乗って現場まで送迎されます。そう、利用者の方は日常生活や指示を受けた業務など丁寧にこなす事が出来るのです。清水園でのお仕事も5月から10月の平日は毎日。雨も雪も関係なく頑張ってくださるそうです。


「年代としては20〜32,3歳程度のお若い方が中心で、8人のうち1名女性の方がおられます。作業の人数は午前・午後で内訳が変わり、その辺りは利用者さんのご状況に合わせて職員の方が調整してくださります。

弊社から主にお願いする業務は東北福祉大学・敷地内の‘草取り’。皆さん敷地内の状況・様子はおおよそ把握されていますので、その日に作業していただくエリアをこちらからある程度指示し作業していただきます。」


草取り鎌を使用し、皆さん黙々と草刈りをしている様子が写真からも伺えます。代表曰く「彼らは種類の多い作業はあまり得意ではないのですが、草取りや特に掃除や落ち葉拾いなどはかなりのパフォーマンスで作業してくれます。」


「先程‘やる気のある方ばかり’というようにお伝えしましたがまさにその通りで、こちらが指示することに対して非常に意欲的に取り組んでくださりますし、目を輝かせて作業している様子にはこちらも胸打たれるものがございます。

声をかければ喜んで走ってこちらまでやってくるなど、純粋で可愛らしい側面を皆さんお持ちなのです。

時々、新しい道具を使っていただくときは使い方の説明を行うのですが…使い方を覚えられた後も楽しそうに時間を忘れ道具を使われていますね。


人柄やお立場は健常者・障がい者いずれも関係ないなと気付かされます。どれだけ一生懸命に目の前の物事・仕事に向き合い取り組む事が出来るか。また、どれだけ意欲的に学び楽しみ取り組む事が出来るか。全ての向上心の源と言いますか…こちらが日々の業務に明け暮れてしまう中で忘れてはいけない‘初心’を利用者さんと共に仕事をしていると思い出す事が出来るのです。」


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「主にお願いしている内容は、先にお話しした‘草取り’が中心ではあるのですが…実はその他にも今年から‘薪割り’に取り組んでもらっています。弊社は造園業という仕事柄、日常業務で木の伐採や剪定が多く枝や幹などが出ることは日常茶飯事。

比較的太い幹などはこちらで割って薪にするのですが…細い木などは仕事量の割に薪として使用できる部分も少ないので、ゴミに出すことがほとんどでした。


とはいえやはり資源を無駄にするのはこちらも心苦しい…そこで、杜の工房の職員の方に「利用者の方に細い木を薪用に切って割ってもらうことは出来ますか?」とお尋ねしたところ「ぜひやらせてください!」との事に。実はこの取り組みだけでも大変な量のゴミの減量になるのです。」


清水園は業態柄、毎年発生材の報告書・計画書を仙台市に提出しております。公共事業では発生材の減量が難しく、民間の伐採・剪定からいかに減らすか…がゴミの減量の要になってくるそうです。

実際、3年前までは年間130トンの発生材を出していたそうなのですが、3年前から太い物に関しては薪として再利用し約30トン程度減量してきましたが、今年からは杜の工房に薪割りを手伝ってもらい細い木も薪にすることでさらに20トン程度の削減の見込みにつながっているのです。


「こちらで予め薪用の細い木を集めて重ねておいて、利用者の方が車まで木を運び、その後施設へ持って行かれます。我々は薪を切る際にチェーンソーを使用しますが、安全面なども考慮し利用者の方はノコギリを使って木を切っていきます。一人で切ることもあれば、二人がかりで切ることも。1本の細い木をおよそ40cm程度の長さに切り出していただきます。」


全ての木は同じ長さではないので、40cmに満たない余りの端材は焚き付けなどの薪に利用出来るようにとってあるそうです。40cmに切った木は、その後薪割り機を使用して薪にして参ります。


「薪割り機が動かないように足で抑える人と、割る人に分かれて作業を進めます。先日現場でお写真を撮らせていただきましたが、皆さんとても楽しそうに取り組んでいらっしゃいました。薪割り機は、ジャッキが油圧で伸び先端の楔で割れる仕組みになっております。


エンジンを搭載したモデルもあるのですが、杜の工房は住宅街にございますので騒音対策と安全面の考慮から、このように手動で割っている次第です。

チェーンソーもエンジンも使用せず一連の作業を人の手で行っていますから、CO2の排出もなく環境に優しく薪の生産を行う事が出来るのも利点かと思われます。」


薪割りは利用者さん同士共同で作業をすることが出来るだけでなく、‘割れなかったら失敗・割れたら成功’という理解のしやすさもまた受け入れやすいようです。‘どのようにしたら上手く割れるか’など考えながら作業ができる点も楽しんで作業してもらえるポイントなのかもしれません。


「皆さんの個性を見出し指示すると、一人一人がとても生き生きと個性を発揮してくださります。日々責任感も出て能力も伸びてきている様子を見ると、こちらも日々の仕事の励みになりますね。」


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